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現在では想像もできないが古代は海の底だった。ダイナミックな景観は歴史の証
言者だ。
南米のグランドキャニオン ブラジルの北東部に位置するピアウィー州「セーラ・ダ・カピヴァラ国立公園」は「カアチンガ」と呼ばれる世界唯一の気候帯(激しい乾燥地帯。この気候に適応した植物は、乾期に落葉する多肉葉と棘を有するサボテン科、マメ科が多い)に位置し、北米のグランドキャニオンをも彷彿とさせる、ダイナミックな景観と古代人の足跡を垣間見ることができる、数々の遺跡群を有しています。岩絵遺跡群 これら遺跡の中には、新大陸で最も古い人類の遺跡が含まれており、北中南米を制覇した古代民族の歴史をしのぶことができます。遺跡は、主に岩壁画遺跡で、現在確認されている所だけでも300を超え、現在の気候、地形からは想像も及ばないような、当時の豊かな生活をうかがい知ることが出来ます。1991年には、ユネスコの「世界文化遺産」にも指定されました。 しかし、残念なことに、その存在は世界的にはおろか、ブラジル国内にさえ、あまり知られていません。 さらに憂慮するべきことに、病害虫を駆除する動植物の乱獲が元で生態系が狂い、その結果、異常発生した白蟻などによって遺跡は破壊されつつあります。「カアチンガ」という過酷な気候に加え、ブラジルでも最も貧しい地域の一つであるこの周辺の人々による自然搾取が原因です。FUMDHAMの活動とMAIKEN 長年、その地で考古学調査を続けている(財)アメリカ大陸人類研究所(FUMDHAM)は、遺跡調査だけではなく、僻地の経済活性と遺跡周辺に住む人々に教育の場を与える努力を続けています。 「自然や遺跡を守るには、先ず現地の人々の基礎教育から始め、現地の人たち自らの手によって保護されるような意識改革が必要である」という理念から「気の遠くなるような」大事業を始めました。豊かな自然に恵まれながら一方では極貧の生活をしている人々の層が厚いブラジル。この国の自然・遺跡を守るには基礎教育の改善と民間協同体の強化を目指した意識改革抜きには考えられないのです。 MAIKENは日本で唯一、FUMDHAMより認められた「セーラ・ダ・カピヴァラ国立公園」を中心としたFUMDHAMの活動の広報窓口です。 一人でも多くの日本の皆様に「セーラ・ダ・カピヴァラ国立公園」の存在を知ってもらい、その素晴らしい大自然と、先人の足跡を感じていただきたいと思います。それと同時にこの貴重な遺跡群を守るため、尽力されている「人」の存在も・・・。 そして、いつ日か、より多くの方が現地に足を運んでいただけることを願っています。 |
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